昔ビルマ(ミャンマー)のアキャブ(シットウエー)へ添乗員で旅行した時なんだが。
戦後日本人で最初にアキャブを訪問したのは儂たちなんだ。それまで日本人は誰一人アキャブまでは行っていなかった。
ビルマのラングーン(ヤンゴン)には直行便はなくタイのバンコクで一泊しないと行けなかった。
バンコクは食べ物もプレイスポットもいろいろ有り楽しみも多く、反対にビルマは社会主義国だからそのようなものは皆無だ。翌日ラングーンに到着する段取りだ。
だからバンコクでは皆よく遊んだね。
ビルマは質素な雰囲気で、
女性の美しさだけが目の保養になる位なもんでロンジーと言うスカートはいてる姿なんかは美しさのあまり見とれてしまう。
特に若い女性はピカ一。腰から太ももに掛けては、全く贅肉がなくよく働いて動くんだろう。お尻もきゅっと締まって上がっている。スタイルは抜群だ。
ロンジーて言うのは巻きスカートで体にピッタリ巻いて身につけるもんだから体の線がはっきりわかるんだよ。
ビルマの住民は皆純朴で素直な人ばかりだ。
ビルマの寺院(パゴダ)は素晴らしい。代表的なのはシュエタゴンパゴダだろう。規模といい豪華できれいだ。一見の価値はある。
ただ、裸足になるのは参ったが。
宝石がビルマでは有名だね。ルビー、翡翠どちらも非常にきれいで質が高い。
料理は覚えていないから不味くはないね。
ビルマ人は酒を嗜まない現地では酒のことを気狂い水と呼んでいてホテル以外では売っていない。
まず、水で痛い目に合った。生水は絶対ダメでホテルの水道水も飲まず、沸騰したお湯を魔法瓶の水筒に入れて朝出発する。
沸騰しても冷めたのを飲めば腹痛になる。
その様に注意されていたので用心していた。
ところが、ホテルでウィスキーを飲むのに水は使わないが、氷を使いロックで飲んだらてき面で一晩中トイレだ。
腹痛の上下痢をしてベッドに戻ってもすぐにまたトイレだ。
仕舞に何も出ないが痛いし、寝て居られないし、ほとんどトイレだ。
次の日も同じで添乗員の仕事どころではなかったのを覚えて居る。
現地の人は強いねえ。どんな腸をしているのか不思議に思う。
儂は経験していないが、インドに行った同僚はほとんど帰国したら風土病のような調子の悪さを何週間か味わっていた。
アジアの中でもミャンマー、インド、パキスタン、バングラデシュ当たりは強烈なようだ。
ビルマは純朴ですてきな良い国だが
日本ほど良いところはないね。